精液検査の流れ

検査は完全予約制であり、クリニックでの精液採取だけでなくより、落ち着いた環境での採取のために自宅で採取して持参頂くことも可能です。(持参の場合30分~60分以内にお持ちください)自宅採取のための検体保存容器は事前にお渡しもしくは郵送(実費)でお送り致しております。

検査は     用いて行い、おおむね15分~20分で完了します。

その後医師よりデータいついての説明があります。

検査では、精液の量、精子の数、精子の運動率、精子の正常形態率などを調べます。

精液検査の基準値

当院で行う精液検査では、WHO(世界保健機関)の基準値を参考に結果のご説明をしています。

精液量:1.5ml以上 精子濃度:1500万/ml以上 運動率:40%以上 正常精子形態率:4%以上

注意事項

検査前の禁欲期間は3~5日です。精液中に精子がない状態が無精子症、精子濃度1mL中に1,500万個未満が乏精子症と診断されます。男性の精液性状にはそのときどきで変化がありますので、個人差もあり、その日の体調、精神状態にも精子の状態が左右されることから数値が悪い場合は日を変えて複数回検査することをお勧め致します。

診察および検査費用

初回 初診料 3300円 検査費用 5500円 合計8800円(税込)

2回目以降 再診療 1650円 検査費用 3850円 合計5500円(税込)

前述したように卵子と受精できるのはたった1個の精子です。例えば精子の数が基準より少なくても、運動率が高かったのでうまく受精できることもあると思います。男性不妊外来で精液検査をするメリットは、専門の医師がすべての結果を総合的にみてアドバイスや不妊治療ができるところにあります。

当院では単純な医学のおしつけではなく、患者さまの状況によって最適な対応をそれぞれのご希望を伺いながら提案しています。精液検査は専門医が担当いたしますので遠慮なくご相談ください。

Y染色体微小欠失(AZF欠失)解析

無精子症や重度の乏精子症の男性は、Y染色体のAZFという領域を含む部分が欠けていることがあります。当院では、これを調べる「染色体微小欠失解析」を行っています。この検査は主に、無精子症の患者さんが、TESE(精巣から精子を取り出す手術)で精子を採取できるかどうかの可能性を判断するものです。 検査には事前のご予約が必要となります。ご希望の際は、お電話にてお問い合わせください。

Y染色体微小欠失(AZF欠失)解析 100,000円(税抜)
※このほかに、初診料3,000円(税抜)または再診料1,500円(税抜)がかかります

精液検査の流れ

1.問診
問診表をご記入いただいたのち、医師から簡単な問診がございます。

2.精液採取
精液を採取していただきます。プライバシーの保たれた採精室にご案内いたします。採取後は、精液が液化するまでの間20〜30分ほど待合室でお待ちいただきます。

3.精液の確認
採取した精液を顕微鏡で確認しながら、精液の量や運動率について医師が説明します。

4.会計
検査は終了です。精子濃度などの検査結果は1週間後に分かります。会計時に次回の予約をしていただくか、来られない場合は結果表の郵送も可能です。

自分で心がけたい!精子を元気にさせるヒント

普段から自分でケアできることはたくさんあります。まず自分を大切にして、もともと持つ身体パワーをあげること。肉体的にも精神的にも健康を目指し、暮らしを楽しみましょう。

  • バランスの取れた食事
  • 十分な睡眠
  • ストレス発散
  • 円滑な人間関係(家庭、職場)
  • 適度な運動
  • 規則正しい生活
  • アルコール:機会飲酒程度に
  • 下着:ブリーフ型よりトランクス型の方が、圧迫を避けられ望ましい
  • 入浴:長時間の入浴よりも、短時間あるいはシャワーが望ましい(温め過ぎない方がよく、サウナも同様)
  • バイク:長時間のオートバイ、自転車等の二輪車乗車は圧迫をまねく
  • パソコン:ノートパソコンを膝の上で長時間操作することで、温めることにつながる

精液検査の結果が思わしくなかった場合

上述したように、男性の精液性状にはそのときどきで変化がありますので、一度目の検査で悪い結果が出た場合でも、再検査をして問題ないとされることも珍しくありません。ガイドラインでは3カ月以内に少なくとも2回検査を行うことが推奨されており、当院でも所見が思わしくなかった場合は再検査をお勧めしています。 精液の性状は生活習慣によっても左右されます。例えば、喫煙習慣や過度の肥満は精液所見を悪化させるリスクファクターであることが分かっています。精子を改善するための注意点を以下にまとめました。

精子を改善するためにすべきこと

圧迫しない 長時間の座り姿勢は精巣を圧迫します。デスクワークや、車・自転車の運転時には1時間に1回程度は立って血行を改善しましょう。
温めない 精子は高温が苦手です。長風呂や長時間のサウナは避けましょう。下着はブリーフより風通しのいいトランクスがおすすめです。ノートパソコンを膝に乗せて長時間作業するのも避けましょう。
タバコを吸わない 喫煙は精子の状態を悪化させることがわかっています。
太りすぎない 過度の肥満も精子を悪化させるリスクファクターであると報告されています。
禁欲しすぎない 精巣に古い精子が残っていると、新しくできた精子も酸化させ運動率が悪くなると言われています。禁欲期間は3〜4日に留めましょう。
定期的に運動する 骨盤内の血流を良くするために継続的に運動しましょう。ウォーキングや軽いジョギング、ヨガ、ストレッチなどがおすすめです。

その他、ビタミンB12、ビタミンE、ビタミンC、亜鉛、葉酸等いくつかの栄養素は精子所見を改善させるとの報告があります。バランスのよい食事を心がけましょう。また、当院では当院では精子の改善に働くお薬をセットで販売しております(1カ月分6000円)。内容は下記の3種類です。

カリクレイン 血液の循環を良くするお薬です。精子の運動率を改善
ビタミンB12 タンパク質やDNAの合成を補助します。精子濃度の改善
ビタミンE 抗酸化作用があります。精子運動率の改善

精液検査の所見が良くない方は保険が適用されます。ご希望の方は医師にご相談ください。