効果が認められたAGA治療薬
服用者の98%が効果を実感プロペシアは、抜け毛予防の有効成分「フィナステリド」を主成分としたAGA治療薬(医薬品)です。
米国メルク社で開発され、日本国内では、MSD株式会社(旧:万有製薬)が厚生労働省から製造承認を受け、2005年12月より販売が開始されています。
現在では世界60カ国以上、日本国内では13,000を超える医療機関で処方されています。
プロペシアの発毛促進効果
AGAの原因物質を抑制し、抜け毛を予防する効用
AGAで悩む男性の脱毛箇所には、通常より多くのDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンが確認されています。
AGAによる脱毛部位には、このDHTが高濃度にみられることから、AGAを進行させる原因の1つとして考えられています。
DHTとは?
「ジヒドロテストステロン」と呼ばれる男性ホルモンのことです。
胎児期における男性の外性器発達に関わる重要な男性ホルモンですが、思春期以降には、AGA、ニキビ、前立腺肥大などの症状を引き起こす原因にもなります。
さらに、皮脂の過剰分泌を引き起こし、抜け毛の原因になることもわかっています。
DHTは、私たちの体内で日々分泌されている男性ホルモン「テストステロン」が特殊な還元酵素と結びつくことにより生成されます。
毛髪を作り出す毛乳頭細胞に存在する受容体(レセプター)と結びつくことで、脱毛シグナルを発生させ、発毛・育毛に関わる正常なサイクルを狂わせます。
結果、細い毛髪が増え、長く太い毛に成長する前に抜けてしまうため、数年持されるはずの毛髪の成長期が短縮されてしまい、毛髪が充分に成長を遂げる前に脱毛を起こします。
テストステロンと結びつくことでDHTを生成するこの特殊な酵素は「5α-還元酵素」と呼ばれ、男性のAGAを引き起こす大きな原因であることが明らかになっています。
プロペシアは、5α-還元酵素を阻害することでDHTの生成を抑制し、抜け毛を予防します。
2015年ジェネリック医薬品の販売が開始
プロペシアのジェネリック医薬品「フィナステリド錠」の国内販売が開始され、従来より安価なAGA治療が可能になりました。
ジェネリック医薬品とは
医療機関で処方される薬には、国内で最初に発売される「先発医薬品(新薬)」と「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」の2つがあります。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは、先発医薬品の特許期間が満了した後に厚生労働大臣の承認を得て、販売される薬です。
先発医薬品の効果はそのままで、薬価が安くなっていることが一般的な特長です。
プロペシア(先発医薬品):9,500円
フィナステリド(後発医薬品):5,500円
AGA治療は、継続することが重要。
薬価が安くなることで治療を継続しやすくなりました。