AGAのメカニズム

AGAは、DHT (5α-ジヒドロテストステロン)という活性型男性ホルモンが原因で発症すると考えられています。DHTは、毛髪や皮脂腺にある酵素の1つである5α-リダクターゼと、男性ホルモンのテストステロンが結びつくことで発生。毛乳頭を萎縮させ、毛母細胞の機能を弱めてしまうため、発毛・育毛に影響が出ます。
テストステロンの量に個人差はありませんが、5α-リダクターゼの量は人によって異なります。5α-リダクターゼの量が多いと、発生するDHTも増えるため、AGAが発症・重症化してしまいます。

5α-リダクターゼとテストステロンが結びついて、AGAの原因物質であるDHTが発生。DHTの量が多いとAGAの発症率が高くなる。

毛周期の変化が髪の成長に影響

DHTによって毛母細胞の働きが弱まると毛周期の成長期が短くなり、すぐに休止期へと移行してしまいます。すると、細く短い状態で成長が止まってしまい、頭皮に達する前に抜け落ちてしまうのです。また、休止期の髪の割合が増えるため、全体の量が少なく感じるようになります。

健やかな髪(通常毛)は直径70〜80ミクロンなのに対し、30ミクロン以下の髪を軟毛といいます。ミニュチュア化した髪はメラニン色素も少なく、髪色が淡いために毛髪がより少なく感じます。

AGAは、「毛母細胞の働きが弱っている」だけで、髪をつくりだす細胞は失われていないため、適切な治療によって発毛・育毛を促すことができます。

AGAは進行型。早めに治療を

AGAは進行型です。初期段階は、前頭部から後退していくタイプ、頭頂部から薄くなっていくタイプ、そして2つの混合タイプがありますが、最終的には、ほぼ同じ経緯を辿ります。下図のように症状はどんどん悪化しますので、早めに医師のもとで治療を開始することをおすすめします。「銀座ソラリアクリニック」でも、患者さまの進行パターン、段階に合わせた適切な治療をご提案しております。

ソラリアクリニック東京の育毛治療は、乳歯歯髄幹細胞培養上清液(SGF®)を頭皮に直接注入し、発毛・育毛を促すというものです。

SGF®を注入すると、周囲の髪をつくり出す毛母細胞が刺激されて発毛機能が高まるだけでなく、周囲の細胞が自らも成長因子を分泌するようになるため、髪に必要な栄養を送り出す機能も活発化します。
一時的に脱毛を抑制したり、育毛したりする従来のケアとは異なり、細胞レベルから毛周期のサイクルを正常に導き、髪の再生能力を高めて薄毛の悩みを解消します。

導入方法


「メドジェット」と呼ばれる銃のような形をした治療器を使い、炭酸ガスのジェット噴射を利用して
先端0.03㍉の穴から上清液を噴出させて頭皮に浸透させます。

充実した検査メニュー

当院では、オーダーメード感覚の治療を行うため、検査に力を入れています。検査を通して患者さまの体質や症状をしっかり把握し、最適な治療プランをご提案いたします。

・事前検査(血液検査、血圧測定)
治療を開始する前に、血液検査で肝機能、腎機能、血算、前立腺腫瘍マーカーのチェックを行い、内服薬や治療用の有効成分が使用できるかを確認したうえで治療に入ります。

・遺伝子検査(AGA検査
AGAは、アンドロゲンレセプターと男性ホルモンのテストステロンやDHT(5α-ジヒドロテストステロン)が結びついて発症します。結びつきには個人差があるため、遺伝子検査によって影響の大きさを調べることができます。

・毛髪ミネラル検査
薄毛の原因の1つとして考えられる体内のミネラルバランスを調べることで、毛髪の成長と深く関わる健康状態を客観的に評価することができます。また、ミネラル分析は細胞レベルで病気の発症徴候を調べる指標にもなります。

*育毛治療中の注意事項

・メソセラピー治療の前後2週間はヘアカラーを避けてください。
・治療やローション使用開始からしばらくの間は、一時的に抜け毛が目立つ方もいらっしゃいますが、
休止期にあった毛包が成長期に入る時に古い髪が抜け落ちるためです。
その後、新しい髪が成長してきますので心配いりません。

このような方に

  • 親族に薄毛の人がいる
  • 抜け毛が増えた気がする

施術の流れ

1.問診票記入・カウンセリング・写真撮影

2.事前検査・遺伝子検査・毛髪ミネラル検査

3.治療

4.定期的な通院

治療事例

治療前                    治療後(約7ヶ月経過)

〈治療データ〉

4/19 メドジェット(炭酸ガスによる液剤注入器)による幹細胞培養上清液注入

5/17 メドジェット(炭酸ガスによる液剤注入器)による幹細胞培養上清液注入

6/7 メドジェット(炭酸ガスによる液剤注入器)による幹細胞培養上清液注入

6/28 メドジェット(炭酸ガスによる液剤注入器)による幹細胞培養上清液注入

7/19 メドジェット(炭酸ガスによる液剤注入器)による幹細胞培養上清液注入

8/2 メドジェット(炭酸ガスによる液剤注入器)による幹細胞培養上清液注入

11/1 効果測定

※本治療に伴うリスク:既往症における合併症が発生する恐れがあります。問診時に正確に医師にお伝えください。

※本治療に伴う副作用:これまでの治療実績において、副作用はこれまで認めておりません。

Q&A

AGAとはなんですか?
AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略称で、一般的には「男性型脱毛症」のことを指します。 思春期以降の男性にみられ、額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていきます。

治療をはじめてどのくらいの期間で髪が生えてきますか?
個人差はありますが、3回(月1回)で効果を実感できます。実際に治療を受けていらっしゃる方では、1回で効果を感じる方もいます。
ご自身で発毛しているかどうかが判断できる目安は半年です。 ですから半年は治療を続けてください。

保険は適用されますか?
発毛治療は保険のきかない自由診療となります。

AGA治療はどのくらいの間隔で受けたらいいですか?
通常3~4週間に1回の治療で6回が1クールとなります。多くの方が4回の治療の後(5~6ヵ月後)に発毛効果を実感され、6回の治療で終了となります。 ただし、薄毛の状態には個人差がありますので、症状を確認させていただき、適切な治療回数も含め、それぞれに応じた治療計画をご提案いたします。

治療後、シャワーや入浴はいつから可能ですか?
当日からシャワー、入浴が可能です。ただし、洗髪は治療から6時間程度空けてください。 また、当日の洗髪は軽く行うようお願いしております。

治療後、お酒はいつから飲めますか?
頭皮の血流がよくなり、処方後の痛みが強くなるため、飲酒は当日のみお控えください。 どうしても飲酒の予定が外せない方は、ご相談ください。

育毛治療前にパーマやカラーリングはできますか?
育毛治療ではヘアカクテル薬液を注入しますので、パーマやカラーリングは治療開始の2週間以上前に済ませてください。
また治療は1ヵ月おきに4回~6回行いますので、治療期間中はパーマやカラーリングはできません。カットは施術から3日以上空けてください。
最終施術から2週間以上経過しましたらパーマ・カラーリングが可能です。

治療に痛みはありますか?
メドジェットによる施術では、個人差はありますが、ダーマローラーや針の注射による痛みと比べてほとんど痛みはありません。

育毛治療が受けられない場合はありますか?
持病のある方や、頭皮の状態によってはできない場合がありますので、医師にご相談ください。

AGAは放置しておくと、どうなりますか?
AGAは進行型のため、徐々に症状が進行してしまいます。

女性でも治療を受けられますか?
はい、可能です。ただし妊娠中、授乳中の方には治療ができません。