免疫細胞療法について

活性化自己リンパ球・NK細胞免疫治療は転移がんや進行がん(末期がん)のみを対象と…

進行がんの患者さんが対象としては多いのですが、がんの手術を受けたあとに再発や転移を予防目的で行う「補助療法」として、この治療を行うことはあります。

活性化自己リンパ球・NK細胞免疫治療を一度始めたら生涯にわたって続けなければなら…

そんなことはありません。経過をみて治療を一時ストップ、あるいは終了することも十分にありえます。治療中から細かくデータを分析していますので、患者さんと医師が話し合いながら治療方針を立てていきます。

活性化自己リンパ球・NK細胞免疫治療を受けている間、生活面で気をつけなければなら…

治療中、日常生活において特に制限を受けることはありません。食事も好きなものを食べて構いませんし、少量のアルコールも大丈夫です。ただ、がんの進行を促進させてしまう危険性のあるタバコは、できれば控えていただきたいです。無理な運動をする必要はありませんが、体調がいいようでしたら散歩など体に負担のかからないレベルで体を動かすこともお勧めします。

抗がん剤による化学療法を受けているのですが、並行して活性化自己リンパ球・NK細胞…

可能です。化学療法のスケジュールが決定している方は診察時にご相談下さい。

 

活性化自己リンパ球・NK細胞免疫治療を受けたいと思うのですが、受診をするのに何か…

この治療法は、患者さんご本人の免疫細胞を培養・活性化させて再度患者さんの体に戻すことでがんへの抵抗力を高めていくものです。患者さん自身の免疫細胞を使って行う治療法ですので、最初の免疫細胞がまるで少なすぎるようでは治療は難しいでしょう。どのくらいの免疫細胞の数があれば治療が可能かというと、個別の検査結果やその時点での患者さんの状態によっても違ってくるので一概には言えません。一つの基準として「自分で食事ができる」(量は少なくても自分で食事を摂ることができる)ということがあります。また、この治療法は専門外来での通院治療のみを基本としています。