幹細胞培養上清液による勃起不全治療剤「SGF」の特許を出願

幹細胞培養上清液による勃起不全治療剤「SGF」の特許を出願
~細胞レベルから蘇る、EDの根本的な治療剤~

銀座ソラリアクリニック(院長:古賀 祥嗣)は、ED向け幹細胞培養上清液「SGF (*1)」の特許を出願いたしました。SGFは、これまでの治療では難しかった勃起不全(以下 ED)の根本的な治療を実現する画期的な治療剤です。日本国内のED患者数は、推計で1,130万人。40歳以上の男性の3人に1人がEDだと言われておりますが、新たな治療剤を提供することでED患者様の切実なお悩みの解消に貢献します。

【特許出願の内容】
特許出願番号:特願2016-234657
発明の名称 :勃起不全の予防剤又は治療剤
提出日   :平成28年11月16日

勃起不全(ED)は加齢とともに増加することが広く知られていますが、Perlmutter AP (Atlas of clinical urology vol.01 Philadelphia)の研究によれば、その原因の70%が血管障害だということが報告されています。つまり、血管組織の損傷が勃起不全を引き起こす原因となっています。

今回、当クリニックが出願した特許願は、修復医療で知られる幹細胞を培養する際に生成される液性成分(以下、「培養上清液」)を原材料とした治療剤です。この「SGF」を陰茎部に注射投与することで、損傷した血管組織を細胞レベルで再生させ、組織の機能までも回復します。

近年、生活習慣病の多様化や社会的なストレスの増大などにより、ED患者は中高年はもちろん、40歳以下の男性にも増加していると推測されています。しかし、これまでは飲み薬による対処療法による症例報告しかなく、根本的な治療剤の開発が待ち望まれてきました。

当クリニックでは、2016年4月から「SGF」によるEDに関する臨床研究にも取り組んでおり、ED治療の根本治療に成功しています。なお、臨床研究の成果については、「第16回 日本再生医療学会総会(2017年3月7~9日開催)」で発表いたしました。

*1:「SGF」とは
幹細胞培養上清液に含まれる成分の総称。生理活性物質が豊富に含まれており、幹細胞移植と同等または、それ以上の効果が得られることが報告されている。

【参考出典】
国立研究開発法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター
「<戦略プロポーザル>先制的自己再生医療の確立に向けた基盤的研究の推進」
http://www.jst.go.jp/crds/pdf/2013/SP/CRDS‒FY2013‒SP‒03.pdf

【プレスリリース(@Press)】
https://www.atpress.ne.jp/news/122702